日頃、ベストフレンドのストレス君が私を訪ねて来ます。最近は、ご丁寧に団体さんでの訪問も多いようです。
夜になって、いい音楽を聴きながら、グラスを傾けていると、いつの間にかストレス君も帰ってしまいます。
そんな訳もあり、余暇は趣味としてのオーディオを楽しむ機会が多いこの頃です。
しかし、オーディオに嵌まると、いくらお金があっても足りません。
40年続いている趣味ですが、今迄に幾ら使ったのかを考えると家族には肩身が狭いです。
今回は、お金を掛けずに高音質な音楽を楽しむ方法を提案します。
私の価値判断では、現在でCDプレイヤーで高音質なものは40万円位からだと思います。
欲を言い、静寂感やダイナミクスを味わいたいとなると80万円位は掛かってしまいます。
CDプレイヤーは入力ソース(音の入口)ですがら、ここが貧弱だと後につながっている機器がいくら立派でも、意味がありません。
逆に、音の入口を良くしておけば、他が貧弱(ラジカセやミニコンポ)であっても、それなりの音が期待できます。
その救世主が「PCオーディオ」です。
すなわち、PCで音楽を再生する方法で、世界の潮流はこの方向に急加速しています。
当然PCのグレードによって音質も変わりますが、概ね5万円前後のPCとDAコンバータがあれば、40万円位のCDプレイヤーを上回る音質が期待できるのです。(理由は、またの機会に説明します)
ポイントは・・・
①PCに良質なサウンドカードを内蔵させる。(ONKYO製で8千円前後)
②サウンドカードのアナログ出力は使わず、必ずデジタル出力を外付DAコンバータに接続する。(便利であるがUSB入力のDAコンバータは避ける。)
③高音質な再生ができる「再生ソフト」を使う。(CDからリッピングするときは、必ず非圧縮のWAV形式で)
以上です。
そこで高音質再生できる「再生ソフト」最新バージョンのの紹介です。
業務ではなく、趣味で使うソフトウェアなので勤務時間外に作っいます。(だから無料配布できるのです)
現在、旧バージョンは多くのオーディオファイル(マニアorオタク)やレコーディングスタジオなどで使われています。
以下が、アバウト・ダイアログの抜粋ですが、2004年からバージョンアップを続けて、現在に至ってます。
製 品 名: Wave File Player for Reference
ファイル名: Playwave.exe
バージョン: Version 1.00 (1, 1, 2000, 26)
種 別: 非売品 ( Not for sale )
日 付: 2010/01/28
開 発 者: Mitsuji Fukumura & Yoshimichi Wada ( Wada Special Equipment corp )
【目的】
Wave File Player for Reference はWAV形式のデータを、PCを利用して可能な限り高音質再生することに特化したソフトウェアです。
個人の音楽鑑賞、ならびにミックスダウン作業、マスタリング作業での音源検聴などにお使いいただけます。
【使用に際して】
(1)再生するWAV形式のデータを用意します。
(2)高質なサウンドカードを内蔵し、静音対策したPCをお使いください。
(3)PCに内蔵したサウンドカードのアナログ出力ではなく、デジタル出力を外付DAコンバータに接続して再生することを推奨します。
(4)可能であれば、PCのサウンドカードとDAコンバータをマスタークロックにより同期をとるようにしてください。
(5)Use Bufferを使う場合、再生するWAV形式データの総容量分のPC空きメモリーを確保してください。
【開発ポリシー】
高音質再生のみを目的としているため、シンプルな構成のプログラムとし、音質に悪影響を与えないよう工夫を凝らしてプログラミングしました。
皆さんも「PCオーディオ」にチャレンジしてみませんか?
私も職場のBGMは5万円前後のPCとDAコンバータ+ラジカセですが、仕事の効率もアップできて快適です。
現在はインターネットで配信はしてないので、Wave File Player for Reference をご入用の節は、直接、和田まで連絡ください。(最新バージョンの配布はもう少し先になります)
コメント
はじめまして。PCオーディオfan№2を見てメールします。
小生、オンキョーのサウンドカードを内蔵したPCで毎日音楽を楽しんでいます。
早速ですが、貴社の音楽再生ソフトに興味があります。
一度試してみたく思います。
567-0085
大阪府茨木市彩都あさぎ2-1-4-201
勝部 一喜
090-3705-2663
私は10年ほど前からクラシック音楽の青空文庫みたいなものが作れないかと思い、「Blue Sky Label」というサイトをポチポチと更新しています。その関係もあって、PCとオーディオの相性の良さは感じていて、5年ほど前からは再生システムの中にPCを導入してきました。(昨年の末に、ついにCDプレーヤーがシステムから姿を消しました。)
そして、サイトの方でもその試行錯誤を報告していたのですが、昨年あたりから、本業のクラシック音楽よりもPCオーディオ絡みの話の方が反応が多くなってきました。
そこで、昨年からサブで「PCオーディオ実験室」なるページを起ち上げて色々やっております。
そのサイトで、何か疑問に思うことがあって「誰か詳しい方おられますか?」と投げかけると、すぐに反応が返ってきます。凄い熱気を持って取り組まれている方が急激に増えてきているのを肌で感じます。
>PCで音楽を再生する方法で、世界の潮流はこの方向に急加速しています
日本も、ようやくこの方向に向けて動き出したと実感しています。
それだけに、「何も足さず何も引かないで、基準となりうるような再生ソフト」という考え方には非常に興味を持ちました。
オーディオ機器にも、評価の基準となる「リファレンス機」というのがありました。(B&Wのスピーカー・アキュフェーズのアンプ・デンオンのCDプレーヤー・・・かな?)
おそらく、PCオーディオの世界でも、そう言う「リファレンス」となりうるようなソフトがこれからは必要になってくるだろうなと思います。
そう言うわけで、「Wave File Player for Reference」の開発はお仕事の合間と言うことなので大変だとは思います、完成しましたら、是非とも一度使わせていただければと思います。
直接連絡を、と言うことなのですが、メールアドレスなどを探したものの見つかりませんでしたので、コメント欄から失礼させていただきました。
よろしくお願いいたします。
<追記>
そう言えば、「PCオーディオファン2」でも、ようやくにして「再生ソフトでこんなにも音が変わるのか!」というレポートが載るようになってきました。長年PCオーディオに取り組んできたものには当たり前の話ですが、2~3年ほど前はそんな話をすると、「デジタルデータをどんな形で再生しても差が出るわけがない」と真顔で反論されたものでした。