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壬申の乱Ⅲ

二週間のご無沙汰でした。SALです。

今回は、壬申の乱の意義を中心に述べたいと思います。と言ってもSALの勝手な解釈ですが…。
最大の効果は、これにより天皇中心の中央集権(律令)国家が成立したことでしょう。
逆に言えば、藤原氏の野望は潰えたことになります。(いずれ運良く復活しますが…)

強大な政権を樹立する為には、先ず国内を二分する大きな戦い①が不可欠で、勝ち組の中心にその政権を担うリーダーシップ②が必要です。
① は正しく、その約千年後に起きた「関が原の戦い」にも匹敵する事件だったと思います。
② に関しては、その中心人物が大海人皇子であり、その後即位して天武天皇となったことで解ります。
つまり、反対勢力を徹底的にたたき①、自身の身分やカリスマ性を利用②して、独裁体制を樹立することです。
例えば、「大王は神にし坐せば 水鳥の多集く水沼を 都となし」とまで天武天皇を讃える歌が有ります。
(大海人皇子に関しては、中大兄皇子の同母弟を否定する説が多々有りますが、ここでは皇族であることを前提にしています)

しかしながら、これだけで独裁体制にまで持っていけるものでしょうか?
大海人皇子及びその皇族だけで勝利したわけではありません。多くの功臣達がいます。彼らを政府の要職に就けたのでは、公地公民制(班田収授の法)を実現できる筈もありません。
実際、天武天皇は功臣達を無視した政治体制を整える一方、以降彼らを「壬申の功臣」として長らく讃えたのです。

人間は、どうもボランティア精神と言うか、他人から感謝されることに喜びを感じるようにできているらしい。更に進めて、一度味わった喜びを得る為に、無意識のうちにボランティアしてしまうことすらあります。(悪い意味では中毒もその一種らしい)
この特性は、人間が社会を構築する上で最も大切なものであります。
即ち人間には、社会を構築するための本能が備わっているのでしょう。
そういう目で見ると、動物の世界でも社会を構成する種族にはそういった本能が見られます。

話はそれてしまいますが、最近の企業経営者や指導者・開発者に至る人たちの中には、「賞賛(名誉)よりも金!」との考えで行動している者が目立ち始めました。
当然それに見合った、若しくはそれ以上の貢献をしている訳ですが、年収が何億円やそれ以上も何故必要なのでしょうか?
勿論、その成果を挙げるための個人的な借金があれば必要ですが、それを差し引けば数千万円もあれば充分だと思います。
そのためには、病気や老後などの福祉制度も不可欠です。
しかし、能力のある人たちが報酬を貪らなければ、それも可能でしょう。
不必要な収入を確保して、社員(国民)から軽蔑されるより、尊敬や感謝を受ける方がよっぽど幸せだと思いますが如何でしょうか?
一人一人の業績を金でしか判断できない社会は、結局本能を満たすことができず、いずれ崩壊して行くようにも感じます。
折角共同社会を作り、各自が得意分野で能力を発揮しても、それに見合った報酬を要求したのでは、共同(協力)の意味がありません。

選挙前のせいか、偉そうなことを言ってしまいましたが、お許しください。
次回は、その後、如何にして藤原氏の野望が復活したかを記して、歴史物は一度終了したいと思います。

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