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ハイレゾリューション音源Ⅱ

K’sです。
前回のブログ「ハイレゾリューション音源」について、何人かの方から問い合わせや、種々の意見を頂戴した。
ハイレゾ音源の周波数分析結果の画像を示しましたが、ハイレゾ音源の商品批評が目的ではないため、メーカーや曲名は記さず「JAZZのインストルメンタルですが、K’sが若いころにLPで良く聴いたアルバムです」と書きました。「そのような音源は買わないようにしたいので、メーカーや曲名を知りたい」とのことですが、まずはご自身の耳を信じてください。そして「何か変だな~」と感じたら、計測するようにしてみてはどうでしょうか?人間の耳は下手な測定器より判別できますよ。

とは言っても、本格的に計測するには、高価な専用測定器とそれを使うための環境が必要となり現実的ではありません。簡易計測であれば、今はPCを用いて、DAWや計測用のソフトウェアで簡単に計測できるようになりました。しかし、測定結果だけを鵜呑みにすると、思わぬ落とし穴がありますので、少し説明します。

まずは自分のオーディオ・インターフェイスの内部雑音を測定しておくことが重要です。
さらに2種類以上のオーディオ・インターフェイスを用意してクロスチェックしりようにします。また、DA変換やAD変換でアナログ系も含めて広帯域に渡り-110dB以上の良好な結果が出た場合もDAWや計測用のソフトウェアを疑ってみる必要があります。K’sは高価な測定器とそれを使うための環境が整っていても-120dB以下の計測はかなり難しいと考えます。
それとK’sが悩まされたのは周波数分析で鋭いスパイク状のノイズが観測された時に、てっきりエイリアス及びそのイメージと勘違いしたことがあります。犯人は他の電子機器からの雑音混入でした。それ以来、測定するときは必ず電源をアイソレーションするようにしました。簡易計測でも意外に難しく侮ることはできません。

以下に前回と同じアルバムで別の曲を調べてみましたので、その結果を示します。
関係を色で判るようにしましたので説明は省きます。

オリジナルの波形

演奏部分の周波数分析(オリジナル)

演奏終了後の無音部分の周波数分析(オリジナル)

可聴帯域外ノイズ除去後の波形

演奏部分の周波数分析(可聴帯域外ノイズ除去後)

演奏終了後の無音部分の周波数分析(可聴帯域外ノイズ除去後)


聴感上、可聴帯域外のノイズが有るとバイオリンの響きが美しくなるなど、その必要性を唱える方もおられますが、K’sは楽器の音(勿論、高調波も含めて)以外、言い方を変えればマイクで捉えた音(エイリアスの影響を受ける場合はさらに狭い帯域となる)以外は必要ないと考えます。
可聴帯域外のノイズを耳で検知するのは難しいですが、可聴帯域外のノイズがある場合、可聴帯域にも混変調ひずみなどの影響があり結果として耳で判別できることが多いようです。
これは上記の測定結果を見ても一目です。
また再生系全体でみた場合は、可聴帯域外のノイズは非線形ひずみでありスピーカーにまで影響を及ぼします。

K’sが思うには、ハイレゾリューション音源を制作する場合、可聴帯域外の処理など難しさはありますが、録音を含めハイレゾリューションをうまく扱えば、素晴らしい作品を作ることが可能となります。また、そのような素晴らしいハイレゾリューション音源の商品も数は少ないですがリリースされております。
あまりにも安易、かつ、酷いハイレゾリューション音源を減らすには、音源にクレジット(マスタリングエンジニアなど音源制作に関与した技術者や会社名)を明記するようにするのが、手っ取り早いような気がしますが如何でしょうか?