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最近のハイレゾリューション音源!

K’sです。
1年半ほど前に、このブログで「ハイレゾリューション音源」について書きましたが、最近のハイレゾ音源はどのような状況なのか傾向を探ってみます。
最近、1960~1980年代にLPレコードで発売された音源が、ハイレゾ音源として多く販売されていることが目立ちます。
少し気に掛かるのは、何故か、一気に何十アルバムが同時にリリースされることで「丁寧な仕事をしているのかな~?」と疑ってしまいます。
K’sも好きなジャンルで良さそうなものを購入していますが、いきなりアルバム単位で購入せずに、「まずは、1曲だけ購入して、良質な音源と判断したものだけを、再びアルバムとして購入する」といった面倒な買い方をしています。
理由は、ハイレゾ音源は結構高価なので「ハズレを掴んでお金を溝に捨てることはしたくない」だけです。
現在主流のインターネットを利用したダウンロード販売は、「1曲だけ購入できる」という点が気に入っています。

つぎに音質の面をみてみましょう。

この図は先ほどのLPレコードの時代に録音された音源を元に、ハイレゾ化され販売している音源の周波数分布です。
この時代に録音された音源に20KHz以上の周波数成分は必要ないと考えますが、特に30KHzから目立つノイズ成分は全く不要なものです。
この時代の元音源は、2chまたは3chのオープンテープデッキによるものが主流でした。
当時のマイクロフォンやマイクプリアンプ、ミキサーなどの性能を考えれば20KHz前後までといったところの筈です。
元となるテープからDSD録音されたものであると推測できます。
ひょっとすると、マスターテープを所有している会社がサブマスターなどを提供するのではなく、既にアーカイブとしてDSD録音されたディジタルデータを提供されたのかも知れません。

再生音を聴くと、K’sは高域に独特の違和感を覚えます。
もし、元となったマスターテープを聴き比べることができたら、間違いなく区別できると確信できます。
このサンプル音源だけが、このような状態になっている訳ではありません。
多くの古い音源から作られたハイレゾ音源は同様なケースが結構多いのです。
もっと酷いハイレゾ音源は、高域の音に纏わりつく(音楽と共に変化する)ノイズがはっきり聴こえるものもあります。
おそらくマスタリング過程で混入してしまったノイズ成分だと思います。
しかし、「この独特の違和感が好きだ!」と言われる方も結構多いので、真のハイフィデリティーからは遠ざかってしまっているのが現状です。

次の図はK’sが入手した1970年代にアメリカで録音されたジャズボーカルの38Cm2Trオープンリールテープ音源です。

この周波数分布は新品の再生ヘッドを使い、テープは2パス目の再生です。(オープンテープは200パス程度が寿命らしい)
サブマスターから直接コピーされた38Cm2Trテープということで大枚を払って購入したテープですが、おそらくサブマスターに近い世代のテープからコピーされたものでしょう。
見ればすぐ判るとおり、有効レベルでは16~18KHz止まりで、当時のマイクロフォンや録音機材を考えると妥当と言えます。
(注)この図はテープデッキや録音機材系の周波数特性を示すものではなく、テープに記録されている音楽成分の周波数分布です。

次の図はK’sが上記のテープ音源を24bit48KHzリニアPCMで録音したものの周波数分布です。

録音レベルをはじめ、電源からのノイズにも注意を払って完全にアイソレーションしております。
レベルが低いとはいえ18~24KHzにノイズらしき成分が見られます。
この音源を聴く限り、とても素直で元のテープに入っていた音楽成分はほぼ取り込めていると思います。
したがって、元のテープ音源と24bit48KHzのディジタルデータを聴き比べても、どちらが再生されているのか判らなくなる時がある位です。
ハイレゾ音源と称して販売されるものは、こういった変化のレベルに抑えて欲しいと考えます。

また、「録音フォーマットやサンプリング周波数によって大きく値段が変わる」というのも何となく引っ掛かります。
値段の高い、安いは販売側の勝手で良いと思いますが、同じ曲であれば同じ値段にするべきだと思います。
特に2つのフォーマット(ex’ DSD256 と 24bit96KHz)を購入したいときなどは、アルバムによっては1万円近くの出費となってしまいます。
SACDのハイブリット版の価格を見習って欲しいと思います。(JASRACの著作権料もそのようになっています)
欲を言うと「アルバムの中から1曲で良いので1分間程度のサンプル音源」を無償提供してくれれば嬉しい限りです。

くれぐれも誤解のないようにしたいのは、数は少ないですが、市販されているハイレゾ音源の中には高質なものもあります。
ハイレゾ音源のフォーマットは24bit96KHzの数が圧倒的に多いですが、真に高質なものが少なく、名前だけのハイレゾ音源が多いのが実情です。
通常見落とされてしまっている24bit44.1KHzや24bit48KHzフォーマットには高質なものが多く、K’sはこの2つのフォーマットの音源でハズレに当たったことはありません。
それらのハイレゾ音源を正しく再生するには、ハード面、ソフト面ともに敷居が高くなります。
特にDSD11.2MHzの音源を高音質再生するは、PC環境も含め、さらにハードルが高くなります。
しかし、その敷居を越えることが出来たとき、それは素晴らしい音楽再生ができます。

音源を制作している会社や配信を行っている会社は、名前だけのハイレゾ音源ではなく、本当に高質なハイレゾ音源の普及を目指して欲しいと願います。
当座の高質率の目標は、70%位が妥当かな?