真空管アンプのメンテナンス

K’sです。
しばらく使ってなかった真空管プリアンプを押入れから引っ張り出して、使う前にメンテナンスすることにした。
基本的な部分の電圧を測った結果、適正値だったので、ついでに諸特性も調べてみたがすべて正常だった。
なので、締め増しをしてメンテナンス完了するつもりだった。
しかし、直流電源のプリント基板上にある端子が緩かったため締め増しら、ベキッという嫌な音とともに端子台が割れてしまった。
締め付けトルクには十分気を付けていたが、プラスチックが経年変化で劣化していたようだ。
AC100Vをトランスの巻線タップへ入力するための4ピン中継端子台だった。

プリント基板の端子台を交換するのは面倒なので気が滅入ってしまう。
AC100Vしか使わないので絶縁カバー付き圧着端子で直結してしまえばOKである。
手間を掛けて交換するか、簡単に片付けてしまうか、迷ったが音質が気に入っているプリアンプなので、きちっと直すことにした。

プリント基板への配線が数多く、全部外すと二次災害がおきる可能性があるので、最低限の取り外しに留めることにした。
幸い、簡単に外せる配線を外したら45度くらい基盤を傾けることができた。
この状態で60Wのハンダゴテとハンダ吸取機を使って、基板のハンダを取り去ることができないかやってみた。
このような時に両手では足りないので、もう1本の腕が欲しくなる。
右手でハンダゴテ、左手でプリント基板と吸取機を持ってやってみた。
ここで注意がいるのは、プリント基板を覗きこむ形で作業するので、ハンダゴテの先に集中して行うと、吸取機のパンチを食らうことになる。
運良く4か所とも1~2回で綺麗にハンダを除去できて、無事に不良の端子台を外すことができた。
端子台は7.3mmピッチの標準品だったので、プリント基板の穴あけ加工なしで新しいものを取り付けできた。
逆勾配になるので心配していたハンダ付けも、スルーホールだったため不思議なくらい上手くハンダ付けできた。

綺麗な仕事ができると、不思議と音も良く聴こえる気がします。
K’sのプリアンプ修理の顛末でした。