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不自然な音に慣れて・・・

K’s です。 休日は未だ Jazz Vocalアルバムのミックスとマスタリングに明け暮れています。

昨今、CDアルバム制作において過激な音圧競争は終わったと思われますが、まだまだ音圧を上げる風潮は続いています。
自称オーディオファイルのK’sは、どうしても音圧を上げる(ダイナミクスを少なくする)ことに抵抗があります。

K’s は、音圧が高いCDアルバムは全部ダメと言っているわけではありません。 音圧が高いCDアルバムのほとんどはボリュームを上げていくと、中域に比して低域や高域が目立ち、楽曲全体がやかましく感じます。 また、狭いところで演奏しているような窮屈な感じを受けます。(空間を感じとれない)

しかし、上手くミックス&マスタリングされている(ほんのひと握りしかない)CDアルバムは、ボリュームを上げれば上げるほど空間を感じるし、楽器の音も本物と錯覚するほどリアルに感じとれます。 K’s には、そのような技量がないので、正論でいくしかありません。

また、ミックス&マスタリングされた音圧だけでなく、ミックス前のボーカルだけの素材も音圧を上げたり、整えるために加工されたものが以外に多いようです。


上側の波形は知り合いに無理を言っていただいた、有名なJazzボーカリスト(優秀録音と評されているもの)のボーカルトラックです。
明らかに音圧を高める加工も施されており、「音を聴いても不自然です」と言いたいのですが、不思議なことに不自然ではありません。 (いつもの音なのです)
でも、繰り返し何度も聴くと、だんだん不自然さが露呈してきます。


下側の波形は、上側と同じように歌っている部分のK’s のボーカルトラックです。 音圧を高めるような加工はなく、ダイナミクスも充分確保されていますが、聴いてみると新鮮な感じがします。 当然ですが、何度も聴いても不自然さはありません。
私たちが日頃、耳にしているCDアルバムの音(上側の波形)に慣れてしまい、自然なダイナミクスが確保されている楽曲を聴くと、逆に違和感(新鮮さ)を感じてしまうと考えればよいのでしょうか? 慣れは怖いですね・・・

なんだか、嬉しいような、悲しいような何とも言えない感じですが、オーディオファイルとして携帯電話(耳を誤魔化すことに徹底した音)でも慣れれば何の苦痛もなく聴きやすくなってしまう事は、「耳の退化」と考えるのか、「人間の自然な進化」と考えるのか、悩ましいことです。