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5チャンネルの音源作りと再生!

K’sが以前から興味があったのは、「5チャンネルの音源作りと再生」でした。
同様なものではSACDのマルチチャンネルがありますが、K’sが目指しているのはサラウンドではなく、高解像度な純5チャンネルです。
「24bit/96KHzのモノラル音源」×「5チャンネル」での再生です。
モノラル音源と言っても、他の4チャンネルと微妙に絡んだ音源を5つ作る訳です。

今回の実験ではジャズピアノトリオ+ボーカルの音源を作ってみました。
色々試した結果、左前と右前はドラム、センターはボーカル、左後はピアノ、右後はベースといった配置が一番しっくりします。
各チャンネル共、自身のチャンネルにはリバーブをほとんど掛けません、残りのチャンネルにほんの僅かリバーブを掛けます。
うまく行けば実在感の高いリアルな音になる筈です。

当然、思い通りの操作ができるDAWは無いので、一般的なDAWを使いました。
①24bit96KHz16チャンネルの録音データからミックスダウンしてモノーラルの音源を5つ作る。
②5チャンネルを同時再生する。
③各楽器のバランスや響きなどを確認して不具合を修正する。
①~③の繰り返し作業を行います。
2チャンネルミックスと比べ、手の掛かる作業です。

再生にUSB接続の多チャンネルDACは使いたくなかったので、KORGのMR-2000Sを3台同期させて再生するようにしました。
MR-2000S1台をマスターに設定し、外部から96KHzのクロックを入れます。
残り2台のMR-2000Sはスレーブに設定し、SP/DIFに同期信号を重畳させて、3台の同期を取るように設定しました。
ところが、マスターとスレーブのMR-2000Sに時間差ができてしまい、マスターの1、2チャンネルの音だけが走ってしまいます。
それを解決するためにマスターで再生する音源の頭に無音を付加して、他のチャンネルとぴったり合うように調整しました。
この無音部分の長さの微調整には思いがけない時間を費やしてしまいました。

 

肝心の再生音ですが、K’sが経験したことのない別次元のマルチチャンネル音源が出来ました。
音源の作り方も通常のマルチチャンネルSACDとはまったく異なりますが、SACDによるマルチチャンネル再生との一番大きな違いは、圧倒的な情報量の多さです。
もちろん、通常のステレオ音源とは比較になりません。
「24bit/96KHzのモノラル音源」×「5チャンネル」は想像していたより、はるかに高精細な絵が描けるのです。
細部のニュアンスがしっかり再現でき、演奏者のやりとりが見えるようです。
ステレオ音源のときには聴き取れなかった演奏者の息の音まで、はっきり聴き取れます。
また、空間の再現性も自由に調整できるので、思いの大きさの演奏場所に設定することが可能です。

今は、特別な再生装置が必要なため、K’sが一人で悦に浸っています。
近い将来、このような高情報量のマルチチャンネル(非圧縮)音源を簡単に再生できる装置が市販されることに期待したいと思います。
媒体としてはブルーレイディスクがあるので、容量的には大丈夫です。
K’sが知らないだけでブルーレイ・プレイヤーで、既に多チャンネル非圧縮音源の再生が可能なのかも知れません。

もし、そうだとすれば、後は音源を作る側の問題だけだと確信しますが、今のハイレゾ音源の実態からして、そこまで望むのは厳しいかも知れません。
K’sが切に願うのは、今流行のハイレゾ音源を、まともな(価値のある)ハイレゾ音源にして欲しい事です。