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ITU準拠から前方5チャンネルに!

K’sです。今回は「5チャンネルの音源作りと再生」の続きです。
24bit/96KHzのモノラル音源×5チャンネルによる高解像度な再生を、何人かのオーディオファイルの方や録音エンジニアの方に聴いていただきました。

この5チャンネルをサラウンドやSACDの5チャンネルと区別するため、仮に「純5チャンネル」と呼びます。
皆さんが驚かれるのは純5チャンネルの圧倒的な情報量の多さです。
通常のステレオとの差を画像に例えると、「VGAのハイカラー」と「次世代ハイビジョン4Kのトゥルーカラー」の違いといった感じです。

皆さんが口を揃えて「この純5チャンネルの再生音は通常の24bit/96KHzのハイレゾ音源の何倍の情報量があるのだろうか?」と言われます。
録音やミックス、マスタリングの仕方によって変わるので、何倍とは言えませんが、K’sは少なく見積もっても10倍は裕に超えている感じがします。
それと、当初の実験では、ITUに準拠したスピーカー配置でしたが、現在は前方5チャンネルに変更しました。

この前方5チャンネルは40年位前に松下電器産業(現パナソニック)がテクニクスブランドのオーディオ製品の販売促進の為に行ったオーディオ・コンサートで聴いて、当時、衝撃を受け、えらく感動したことを鮮明に覚えています。
その時は愛知文化講堂(現愛知県芸術劇場)を借りて、マルチトラックのテープレコーダで再生していましたが、1つの楽器に1つのスピーカを割り当てており、各スピーカの上にオシロスコープを置いて波形を表示していた記憶があります。
当時は、今のようにPCやDAWなど無く、他のスピーカにリバーブ成分を割り振る音源作りができなかった為、単純に1楽器に1スピーカだったと思います。
しかし、昔はメーカーもこのような実験的なイベントや、他のメーカーも生演奏とスピーカ再生の入れ替えなど、面白い内容のイベントを行っていました。
それに比べ、現在のメーカーは夢が(大掛かりなイベントを行う余裕も)無く、若い人達を惹きつけるイベントも行なっておらず残念で仕方がない。
ヘッドフォーンとHPアンプ試聴など、小さなイベンは行っているが、個人では中々できない内容のイベントを企画しないと、若い人の心は掴めないと思います。
1番はメーカーの情熱であり、夢のある内容のイベントが必要なのではないでしょうか?

前方5チャンネルはこの当時の事を思い出し、そこからヒントを得て、実験してみたくなった訳です。
スピーカー配置の変更に伴って、ミックスとマスタリングもやり直しましたが、大きな変化は「生演奏を聴いている」のに近付いた感じです。
近付いたと言うよりは、音響設備の良くないライブハウスで生演奏を聴いているより、細かな表現がよりリアルに聴こえます。

2チャンネル再生と比べて大きく改善されたところは・・・
○ボーカル、ピアノ、ベース、ドラムの発音位置が明確になる。
○ボーカルをはじめ、ピアノ、ベース、ドラムの音が圧倒的にリアルになる。
○良い音で聴けるサ-ビスエリアの拡大。(スイートスポット1人から、横並び3名位まで拡大)
○ダイナミックレンジの拡大。
○2チャンネル再生では聴こえなかった音がはっきり聴こえる。
○曲の終わりに、音が消えゆくサマがとても美しい。
などなど、聴く側にとっては基本的に良い事尽くめですが、一言で言うと「実在感の高いリアルな音」でしょうか。

しかし、この純5チャンネル再生には欠点もあります。
×このような純5チャンネルの音源を作る良いツールと環境が無い。
×ステレオ音源やサラウンド的な5チャンネル音源と比べ、純5チャンネル音源の制作には手が掛かかり過ぎる。
×前方5チャンネルというスピーカー配置の規約が無い。(したがって同じ再生環境が作れない)
×5チャンネル分のDAC、プリアンプ、メインアンプ、スピーカが必要。(K’sは3Wayマルチなので15チャンネル分のメインアンプが必要)
など、仮に純5チャンネルの音源があったとしても、簡単に聴ける訳ではありません。

将来、このような音源が簡単かつ、自在に再生できるようになるかも知れません。(DSPを使ってスピーカの位置の違いの補正なども自動化が可能?)
純5チャンネルの音源を5曲作ったので「24bit/96KHzのモノラル音源×5つ」という形でブルーレイにでも焼いて保存しておきたいと思います。

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