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プロの仕事!

K’sです。
オープンリールのテープデッキをメンテナンスに出していたが、先週末に完了して戻ってきた。
テープデッキはDENONのDH-710Fであり36年前に製造されたものである。
古いので当然のことながら製造メーカーでは修理を請け負ってくれないし、既に部品も無い。
メンテナンスをお願いしたのは京都でオープンリールを専門に修理している川島オーディオサービス。

早速、接続してマスターテープを再生してみた。
音の安定感のほか、高域特性が著しく改善されていることが一聴して判る。
RMGの911にバイアス等を合わせてもらった。
もう殆ど新品のテープデッキの音に近いと言っても良い音であるが、ちゃんとDENON独特のキャラクターも残っている。
部品を変えれば、音も変わってしまうので、どこで手を打つか、このさじ加減がプロの仕事を思わせる。

再生したマスターテープは、マルチチャンネルでデジタル録音してミックスしたものを、38センチ2トラックで録音する為の専用にマスタリングした、いわゆるハイレゾ音源である。
音源がデジタル、テープに録音するときにDACを使っているから、完全なアナログ音源ではない。
最大の特徴は、録音時にレベルオーバーで飽和することはないように、事前に録音機器に合わせてデジタル領域で完璧にレベルを調整してある音源である。

このテープの再生音を聴くと、デジタル再生のときのDACの完成度に疑問が湧いてしまう。(以前のブログにも書いた)
これはメンテナンスに出す前から感じていたことであるが、メンテナンス後の音を聴くと、さらにその感が強まる。
静特性は別として、いつでも安定した再生ができ、音楽を愉しむといった側面では、DACはまだまだ改良の余地があるのだろうか?
これを考え出すと無限ループに入ってしまうので、ここでストップ。

主なメンテナンスの内容は、メカのオーバーホールをはじめ、ベアリング8個、ピンチローラ2個、録音ヘッド、再生ヘッド、リレー5個、マイクロスイッチ5個、ゴムベルトを交換、電子部品はトランジスタ78本ほか、コンデンサー16本、トリーマー抵抗10個を交換してもらった。

Ks’も若い頃に家電やオーディオ機器の修理を仕事として経験したことがあるが、これだけ大規模なメンテナンスになるとリスクも伴うし、大変な作業量になることが推測できる。それに加えメカは重いので大変だ。
川島さんもオーディオと音楽が好きであることは間違いない!というよりも好きでなければ出来ない仕事だと思う。
何より素晴らしいのは、「古いオーディオ機器を、もう一度最良の状態使ってみたい」というユーザーの夢や思いを実現させてしまうことであり、卓越した技術力をはじめ、部品のストックにも頭が下がる。
メンテナンスしていただいた事に感謝すると共に、この仕事を体力が続く限り続けてほしいと思う。